イエタッタカウンターをご利用いただいたA様夫婦。
海外赴任から帰国し、親との同居をより円滑にするために、ご実家を二世帯住宅に建て替えたいというご相談。
ご相談は全てオンラインで、実はイエタッタカウンターの担当者と直接お会いするのはこの取材がはじめて。
直接お会いすることも楽しみにしながら、どんなお家に仕上がったのか取材させていただきました。
<出来上がったお家の満足度は?>
ご主人は96点、奥さんは98点と共に満足度の高い仕上がりのご様子。
満足度が高い要因は思い通りになったこと、思ったよりも良い感じになったことが沢山あったからです。
ご主人の母が書道や水墨画の作家活動をしており、その作品を家に飾りたいというのが家づくりのコンセプト。
母の作品以外にも家族の写真や花を飾り、アートに囲まれた生活が実現できています。
思ったよりもいいことの中には、赴任していたブラジルの明るく開放的な雰囲気をイメージした2階の子世帯LDK。
天井高を一部高くし、隣の家の視線が感じない少し高めの位置に窓を設けたのが、想像以上に気持ちよくなりました。
それは完成前の下地段階でも感じられたから、現場の大工さんとも
「ここ気持ちいいね!いい間取り考えたね!」
「想像以上にいい感じに仕上げてくれましたね!」
と褒めあうのが毎回の挨拶になっていたぐらいです。
それら以外にも良いところは沢山ありますが、家づくりを振り返ってみると自分たちの「良い暮らし」を見つけるのが大変でした。
結婚して7年程、はじめて意見の食い違いでぎくしゃくしたぐらいです。
夫婦とは言え、人生の中ではまだ別々の環境で暮らした期間の方が長い。
だから今までの暮らしの常識は全く違うし、その常識の違いがぎくしゃくした原因でした。
例えば、奥さんはテレビをあまり見ない生活が当たり前なのに対して、ご主人はテレビ中心の生活を送ってきた。
LDKの目立たないところにテレビを置いて、目立つところは母の絵を飾りたい奥さんに対して、LDKの中心はテレビだというご主人の考えで衝突しました。
結果としては、それぞれが思う位置にテレビ配線を準備し、一度試してみることで解消することができたので良かったです。
この出来事をきっかけに、お互いの美意識を混ぜるのはやめようと気付け、1階はご主人、2階は奥さんが色や照明のコーディネートを担当し、一番いい形になったと思っています。
家づくりで価値観をぶつけて折り合いをつけられたからこそ、夫婦としても理解が深まり、仲がより深まりました。
家づくりでつくるのは家だけではないということに気付けた意味でも、一生懸命向き合って良かったです。
ちなみに、100点満点に届かなかった点は、住宅会社さんとのコミュニケーションミスが起きてしまったこと。
言ったはずのことが反映されていなかったり、ニュアンスが上手く伝わらなかったりと難しさがありました。
だからこそ自分たちでも改めて家づくりの勉強をしたり、時間がある時はなるべく小まめに現場を見たり、気付いたことはなるべく早く伝えたりとコミュニケーションを工夫することで対処。
言いやすい担当者だから良かったですし、結果的にはすごく良い家になったから満足しています。
細かいところでは、引き戸が便利だと思って多用したけど、暮らし始めて音漏れが気になることに気付いたので、今から家づくりをする方には注意してもらえたらと思います。
<家づくりでこだわったポイントは?>
家づくりでこだわったのは大きく3つ。
1つ目は、二世帯住宅として程よい距離感で生活すること。
世帯間で共有しているのは、玄関とお風呂だけ。
それ以外はそれぞれの世帯に設け、1階は親世帯、2階は子世帯とゾーニングも分けています。
1階と2階で内装の雰囲気が異なるため心理的な区分けもできており、お互い気を遣い過ぎない程よい距離感での同居が実現できました。
子どもの足音がうるさいかなと心配していましたが、「今日も孫が元気だから安心して嬉しくなるんだ」と両親が言ってくれるのは嬉しい誤算です。
2つ目は、アートが楽しめる暮らしをすること。
旦那さんのお母さんは、書道や水墨画の作品づくりをライフワークとして楽しんでいます。
いつまでも活動を楽しんでほしいため、作品作りをするアトリエと家の所々に作品を飾れることを希望しました。
母は最後までアトリエを外で借りると言っていたけど、今は喜んで使ってくれていて良かったです。
作品以外にも誕生日などに花を贈る習慣があるため、花瓶を飾る専用のニッチを設けたのもポイント。
このようにアートや花に囲まれた生活は、まるで海外暮らしの雰囲気。
3つ目は、両親のライフスタイルを大きく変えないこと。
そのため1階は建て替え前の間取りと大きく変えないよう配慮しました。
配慮の甲斐があり、両親はスムーズに暮らせており、また断熱性能があがったことによりとても快適そうです。
これら以外にも細かな配慮は色々としましたが、両親も私たちもとても暮らしやすい住まいになりました。
<これから新しい家で、どんな暮らしをしていきたいですか?>
同居での程よい距離感や自分たちらしい暮らしが引越して2カ月で実現できているため、このままこの快適な暮らしが続けばいいなと思っています。
仕事の関係で海外暮らしをしていたから、将来的にホストファミリーになってホームステイの受け入れができたらいいですね。
ライフステージの変化にも対応できるよう配慮した間取りになっているので、自分たちらしく楽しい暮らしを続けていきたいです。
<イエタッタカウンターを利用してみた感想はいかがでしたか?>
当初、近所の住宅会社を見に行って、プランや見積を作ってもらっていました。
しかし、コストオーバーだったり、要望していないところでその会社の色が盛り込まれていたり、どうもしっくりこない。
そんな時にFavoを見てイエタッタカウンターの存在を知り、すがる思いでオンライン相談をお願いしました。
まずは、相談して大満足の一言に尽きます。
質問に親身になって答えてくれ、ヒアリングによる要望整理やアドバイスも的確。
相談の中でイエタッタカウンターは信頼できると強く思いました。
その信頼できる人が紹介してくれる会社だから、住宅会社へ行くにも心理的なハードルが低くなったし、ヒアリングシートを共有してくれているから初回から話がスムーズ。
紹介してもらわないと訪れることはなかった会社だったので、相談して本当に良かったです。
紹介してくれた会社は社長夫婦が二世帯住宅暮らしでした。
実際にご自宅を見せていただき、二世帯住宅のリアルな話を聞けたのも良かったです。
また、イエタッタカウンターで印象的だったのが、「結婚式のこだわりが家づくりのこだわりに似ている」という話。
私たちは結婚式を挙げなかったけど、挙げるとしたら100点満点を目指すつもりだったし、実際に家づくりもそういったモチベーションで挑んでいたと思います。
イエタッタカウンターに相談して、暮らしの価値観や家の大切さを意識しながら家づくりに取り組めたからこそ、100点に限りなく近い家になりました。
家づくりを通して、家って大事だなと改めて思いました。
今まで仕事の関係で国内外で何でも引っ越してきたけど、暮らす環境によってストレスのたまり具合が違し、ストレスのないお家にするために価値観を整理して会社選びをするのはとても有効でした。
どこの会社に相談すればいいか分からないという状況だったので、沢山の会社を行かずして候補を絞れたのは良かったです。
玄関にはピクチャーレールを取り付け、母の書を飾っています。
1階は親世帯の空間で、建て替え前の間取りと大きく変わらないようプランニングしています。
父が図面を描いて大工さんにお願いしたこだわりの和室。
広々とした母のアトリエスペースでは、今後沢山の作品が生まれるでしょう。
2階のLDKは母の絵が主役になるよう間取りを決めた。
壁や天井に凹凸をつけることで、空間に変化を与えている。
夫婦で意見が分かれたテレビは目立ちにくい場所で、家族は各々好きな場所に座る快適なLDKになった。
予備室は趣味の部屋にしたり、将来ホームステイに使う予定。