イエタッタカウンターをご利用いただいたY様。
奥さんの実家と自分たちが暮らす中古住宅のリフォーム時期がきて、これを機に二世帯住宅という形を取れないかというご相談。
相談当初の理想は完全分離の新築。
しかし、要望や条件を整理する中で難しいことがわかり、奥さんの実家をリノベーションに切り替えて検討を進めました。
その結果、素敵な完全分離の二世帯住宅に仕上がったとお聞きしたので取材に行きました。
<出来上がったお家の満足度は?>
100点満点!
玄関も水廻りも全部別々の完全分離の二世帯住宅が、リノベーションで叶ったからです。
ちょうど物価上昇のタイミングに被ってしまい、当初予算はオーバーしてしまいましたが、新築で建て替えるより安く済んだので納得しています。
夫婦共に同じ市の出身で、子育てを機にちょっと田舎の隣の市に中古住宅を買って暮らしていました。
一度離れたからこそ、実家付近の利便性の良さを感じています。
もちろん環境の変化は良いことばかりではなく、ゴミ出しや町会のルールが全然違うので、慣れるまでにもうしばらくかかりそう。
高校生になる子どもたちが、小さい頃から慣れ親しんだ町を離れることに抵抗があるかなと心配していましたが、意外とすんなりと受け入れてくれたので良かったです。
間取りに関しても気に入っていて、子どもが大きくなったから実現できる間取りだと思っています。
リノベーションだから間取りの制限があり、1階は親世帯のスペースと子ども部屋、2階に子世帯のスペース。
玄関のすぐそばに子ども部屋を作るなんて、子どもが小さい頃は考えられなかったと思います。
高校生になったからできたことです。
そんな子ども部屋は、本人たちに内装の色を決めてもらいました。
前の家だと友達を呼びにくそうだったけど、今は友達を呼んで遊ぶようになったので、子どもたちにとったもこの家づくりは良かったと思います。
<家づくりでこだわったポイントは?>
絶対条件として、玄関も水廻りも別々の完全分離の二世帯住宅にすることです。
奥さんの両親との距離感が丁度良くて、子世帯側に呼んでご飯を食べたり、お風呂が混んだ時は親世帯側を利用させてもらったり、子どもたちとケンカした時は両親が良き相談相手になってくれたり、3世代でいい関係性ができていると思う。
特にケンカした時は親が言っても聞く耳を持たないことがあるけど、祖父母という関係だと伝わることもあるし、子どもたちにとっても逃げ場となる頼れる大人といった感じなので助かっています。
それでもご主人と両親は気を遣う部分もあるため、世帯間を移動する時は室内用のチャイムを鳴らしたり、足音が気にならないよう防音対策をしたり工夫を凝らしました。
間取りについては、家事動線をスムーズにすることにこだわりました。
印象的だったのが、システムキッチンを150mm短くしてキッチンの位置を変えるという住宅会社の担当者からの提案です。
それによって家事動線がスムーズになり、キッチンからテレビやリビングでくつろぐ家族の姿が見えるようになりました。
以前の住まいはキッチンが隠れた位置だったので、孤独な空間での料理や片付けだったからやる気があまりでませんでした。
今は家族の様子が見れて、コミュニケーションが取れるから苦じゃありません。
子ども部屋以外は2階にまとまっているので、洗濯を干して片付ける動線が短くて楽チン。
子どもの服は各自の部屋に自分たちで管理できるのが嬉しいみたいで、それは意外な気付きでした。
また、階段が暗くならないように室内窓を設けたり、好みの照明器具や内装仕上げにできたことが良かったです。
決めるまでに何度も変更をお願いして、住宅会社には迷惑をかけたかもしれません。
しかしそれを予見していたのか、よっぽど無理な変更以外はすんなり「できます!」って返事をしてくれて、段取りの良さや対応の良さ、相談のしやすさを感じました。
そうやってこだわって決めた家を見て、毎日「かわいい!素敵!」とテンションが上がります。
照明器具については、ダウンライトだけは自分たちで交換可能なものにしてほしいとお願いしました。
その結果、暮らし始めてから洗面の照明の点灯が面倒だと気付き、早速人感センサーのものに交換でき、少し高かったけど交換できるものを選んで良かったと思いました。
既存のベランダを残しているのもこだわりで、夜風にあたりながらお酒を楽しめたらいいなとか、洗濯物を干すのに使えたりなと考えています。
<これから新しい家で、どんな暮らしをしていきたいですか?>
せっかくきれいなお家に仕上がったので、丁寧に、大事に、そして長く暮らしていきたいと思っています。
家への愛着が芽生えているのかもしれません。
前の住まいは知らず知らずのうちに我慢していたことが多かったのかもしれないけど、今は気持ちに余裕が生まれました。
余裕があるからもっと自分たちの暮らしを豊かにしたいと思うようになり、干し柿を作ってみたり七輪を買ってみたりと、今までやらなかったことに取り組み始めています。
家で楽しめることが沢山ある気がしているから、もっと楽しんでいきたいです。
また、両親が完成した時に「人に見せてもいい家に仕上がった」と言っていたのが印象的。
普段はこんなこと言わないタイプなので、両親にとっても良かったのだと思っています。
実家をリノベーションしようと考えた当初、両親はちょっと抵抗感を示していました。
おそらく、両親が思い描いていた未来と違う未来だったからだと思います。
それでも話を進める中で、実家を大切に思う気持ちは共通していると感じたし、完成時の一言が物語るように結果的には良い選択だったはずです。
このように家づくりって物理的な家を作るだけではなく、家族の関係性を作るものでもあると思いました。
今では一緒に暮らす両親だけではなく、ご主人の両親や親戚も遊びに来たり、親族とよく顔を合わせるようになりました。
ご主人の心の中では、このような親族関係が築けたらという想いがあったので、自然と実現に近づいているのが嬉しいみたいです。
<イエタッタカウンターを利用してみた感想はいかがでしたか?>
お世辞抜きで、相談して本当に良かったです。
家づくりを考え始めた時、とりあえず展示場を回ってみました。
そこでは「予算はいくら?」と聞かれて、それがわからないから来ているのにと思った覚えがあります。
他にも、その会社の性能の考え方や特徴の説明を受けましたが、知識不足のせいかさっぱりわからりませんでした。
そんな時にテレビCMで「絶対に失敗したくない」というフレーズが目に入り、イエタッタカウンターの存在と勉強会があることを知りました。
残念ながら定員オーバーでしたが、個別相談に予約して勉強会として対応してくれ、本当に助かったと感じたのを覚えています。
そこから要望整理や予算整理をサポートしてもらいました。
1つ1つ問題をクリアにしていき、予算的には新築で建て替えるのは難しそう。
実家の図面をカウンターの一級建築士に見てもらい、リノベーションでも完全分離の二世帯住宅にできる可能性があると知れたのは大きかったです。
それらの情報が抵抗感を示していた両親への説得材料にもなりました。
また、生涯の収入と支出からライフプランニングをしたのもとても良かったです。
どれぐらい頑張れば住宅ローンを返せるかがわかり、日ごろのお金の使い方もどんぶり勘定から家計簿をつけるに切り替わりました。
イエタッタカウンターを通して、家を建てるだけではなく知らないことを知ることで行動が変わるということも学べました。
実際に紹介してくれた住宅会社も本当に的確。
要望には柔軟に対応してくれるし、本当に無理なことはできないと言ってくれし、営業的にガツガツもしたいなかったので相談しやすかったです。
特に変更を依頼すると、必ず見積とセットで提案してくれて、何千円単位で増減の提案をしてくれた丁寧さが印象的。
今回だけではなく、今後も頼りになる会社だと思っています。
元々は1か所だった玄関も、リノベーションで世帯別にすることができた。
階段を明るくするために設けた室内窓のデザインがお気に入り。
2階の子世帯LDKは、キッチンからリビングもダイニングも見えて、キッチンが孤立化しない。
ダイニングテーブルはご主人がDIYで作ったもの。住宅会社に提案してもらったニッチはマグネットがくっついて便利。
2階リビングだから、プライバシー確保と開放感が両立できている。
既存のベランダはあえて残し、夜風に涼みながら晩酌する予定のお気に入りのスペース。
家づくりで気持ちに余裕が持てたから、干し柿づくり等の今までやったことないことに興味がわいてきた。