一級建築士 つるみーの
家づくりコラム

家を建てる前に知っておくべきこと

【2025年最新】注文住宅の相場はいくら?全国平均や坪数別の費用目安を徹底解説

最終更新日:2026年4月23日

注文住宅 相場 費用 イメージ

「注文住宅を建てたいけど、結局いくらかかるの?」――家づくりを始めるとき、まず知りたいのは“だいたいの相場”ですよね。

結論から言うと、住宅金融支援機構の最新公的データ(フラット35利用者調査 2024年度)では、以下の金額が目安です。

出典元:2024年度 フラット35利用者調査

● 土地あり(=建物中心)なら平均
約 3,936 万円
● 土地も購入するなら平均
約 5,007 万円

※ここでの「相場」は、フラット35利用者のデータをもとにした平均値です。土地代の有無・地域・性能グレードで総額は大きく変わります。

結論:フラット35利用者調査に見る注文住宅の相場(平均)

住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」をもとに、読者が最初に知りたい“金額”をまとめました。

注文住宅(土地あり想定)

  • 建設費(建物)全国平均:3,932万円
  • 建設費(首都圏平均):4,253万円
  • 建設費(その他地域平均):3,742万円
  • 土地取得費を含む総額(全国平均):3,936万円

土地付注文住宅(土地も購入)

  • 建設費(建物)全国平均:3,512万円
  • 建設費(首都圏平均):3,506万円
  • 建設費(その他地域平均):3,549万円
  • 土地取得費を含む総額(全国平均):5,007万円

「注文住宅(=土地あり側)」は、建設費(建物)の地域差が大きめ(首都圏>その他地域)です。
「土地付注文住宅(=土地なし側)」は、建物費よりも土地取得費の差が総額を押し上げる構図になりやすいのがポイントです。フラット35利用者調査 2024年度 注文住宅 相場グラフ

【2025年版】注文住宅の相場レポート(全国・地域別)

「土地あり」と「土地なし」で相場がズレる理由

フラット35利用者調査では、注文住宅を大きく以下の考え方で見られます。

  • 注文住宅:建設費をフラット35で借りていて、土地取得費はフラット35で借りていないケース
  • 土地付注文住宅:建設費・土地取得費の両方をフラット35で借りているケース

つまり、検索ユーザーが知りたい「注文住宅の相場」は、実務的にはこの2パターンに分けて把握するのが近道です。

建物と土地のバランス(首都圏と地方の価格差)

同じ“注文住宅”でも、首都圏は土地の影響が非常に大きいため「土地あり/なし」で総額が一気に変わります。
参考として、土地付注文住宅(=土地も買う)の内訳をざっくり見ると、

● 全国平均
建物 約3,512万円 + 土地 約1,495万円
≒ 総額 約5,007万円

● 首都圏
建物 約3,506万円 + 土地 約2,285万円
≒ 総額 約5,791万円

● その他地域
建物 約3,549万円 + 土地 約985万円
≒ 総額 約4,534万円

注文住宅 地域別相場 首都圏 地方 比較

ポイントは、建物(建設費)は地域で大きくブレにくい一方、土地が総額を決めやすいこと。
「土地から探す人」は、建物のグレード以上に、土地条件で“総額の上限”が決まりやすいです。

価格は上昇傾向(推移):数年前より“平均”が上がっている

ここ数年は資材・物流・人件費などの影響もあり、相場は上向きです。
フラット35利用者調査でも、所要資金(総額)の平均が前年から上昇しており、

  • 注文住宅:3,863万円 → 3,936万円(+73万円)
  • 土地付注文住宅:4,903万円 → 5,007万円(+104万円)

「もう少ししてから…」と先延ばしにすると、同じ家でも見積が変わる可能性があります。だからこそ、早めに資金計画(自分たちの上限と優先順位)を固めるのが重要です。

補足:イエタッタカウンター利用者の“リアルな肌感覚”は約3,000万円(税込)
イエタッタカウンターでは、北陸エリアでの利用者の平均的な住宅会社との本体工事、付帯工事、消費税を含めた契約金額が2025年時点で約3,000万円前後とされています。
公的データ(全国平均)と比べて差を感じる場合は、主に「地域差」「建設費の定義の違い」「外構・諸費用の入れ方の違い」でズレが起きます。ここを揃えて比較すると、「うちの総額はどこに着地しそうか?」が一気に見えやすくなります。

【坪数別】30坪・35坪・40坪の建築費用シミュレーション

坪単価 70〜90万円を仮定して、坪数(延床)別の建築費用を概算します。
※あくまで「坪単価×坪数」のシンプル計算(本体工事費の目安)です。

30坪(コンパクト)の特徴

70万:2,100万 / 80万:2,400万 / 90万:2,700万

延床を抑えやすく総額をコントロールしやすい。回遊動線や収納計画は工夫が必要。

35坪(平均的)の特徴

70万:2,450万 / 80万:2,800万 / 90万:3,150万

3〜4人家族で「ちょうどいい」と感じやすい。収納や書斎など要望の取捨選択がしやすい。

40坪(ゆとり)の特徴

70万:2,800万 / 80万:3,200万 / 90万:3,600万

部屋数・収納に余裕が出やすい。その分、総額が増えやすい(固定資産税等も要確認)。

注意:坪単価は会社ごとに定義が違います。最終的には同じ条件で見積比較するのが安全です。

注文住宅の費用内訳(お金がかかる6つの項目)

注文住宅の費用は、大きく次の6つに分けて考えると整理しやすいです。

  1. 土地の取得費用
  2. 本体工事費(建物そのもの)
  3. 付帯工事費(外構、地盤改良など)
  4. 消費税
  5. 諸費用(ローン手数料・登記など)
  6. 家具家電購入費

「本体工事費だけ見て安心」は危険です。付帯工事費・諸費用などが総額の2〜3割になることもあります。

ざっくりイメージ:
本体 70〜80% / 付帯+諸費用 20〜30% / 消費税 10% / 家具家電 200〜300万円

注文住宅 費用 内訳 本体工事費 付帯工事費 諸費用

予算別に見る注文住宅の特徴

■ 2,000万円台で建てるなら

コンパクト(〜30坪)でシンプルな間取り。標準仕様中心または間取りや仕様が決まった規格住宅。こだわりは優先順位付けが必要です。2000万円台と表現していますが、事実上は2500万円~ぐらいで考えておくのが現実的でしょう。

注文住宅 予算別 外観 内観 イメージ 2000万

■ 3,000万円台で建てるなら

30〜35坪前後でバランスが良い。断熱等級6以上、耐震等級3、制振装置、太陽光、全館空調などをいくつか盛り込むことが可能。“全部盛り”にすると予算を超えるでしょう。注文住宅 予算別 外観 内観 イメージ 3000万

■ 4,000万円台で建てるなら

ゆとりある面積(〜40坪)で高性能仕様が可能。こだわりを増やすほど際限なく上がるため判断が重要。注文住宅 予算別 外観 内観 イメージ 4000万

相場より安く抑えるには?コストダウンのコツ

1)土地のコストを“立地の優先順位”で最適化する
「譲れない条件」を3つまでに絞り、70点で前に進める土地を狙うのが総額安定のコツです。満足度は土地と建物の総合点で高得点を目指すイメージ。

2)建物は「面積」と「形」を整えるのが一番効く
延床面積を調整し、凹凸の少ないシンプルな形にするのが施工手間・材料費の削減に直結します。

3)性能・品質の“下げすぎ”に注意する
初期費用は下がっても、光熱費やメンテ費が増えるリスクがあります。「住んでからのお金」もセットで判断しましょう。

まとめ:予算オーバーで失敗しないために

イエタッタカウンター 無料個別相談 資金計画

  • 注文住宅の相場は、最新の公的データでは
    土地あり:平均 約3,936万円/土地なし:平均 約5,007万円が目安です。
  • 相場は上昇傾向なので、早めの資金計画が“そのまま節約”につながる可能性があります。
  • ただし相場はあくまで平均。大切なのは、あなたの家計に合う「適正予算」を決めることです。

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