一級建築士 つるみーの
家づくりコラム

家を建てる前に知っておくべきこと

ハウスメーカーの選び方で失敗しない!7つの視点

最終更新日:2025年12月29日

ハウスメーカーの選び方で失敗しない!7つの視点

家づくりは人生で一番大きな買い物と言われることもあり、どこに頼めばいいのか、自分に合った会社を見つけられるのかと迷う方は少なくありません。なんとなくで選んでしまうと、後悔につながることもあります。 この記事では、理想の住まいを実現するために知っておくべき、ハウスメーカーや工務店選びの7つの重要なポイントを、専門家の視点から詳しく解説します。

 

本記事でわかること
  • 家づくりの目的と家族の価値観を明確にする重要性
  • ハウスメーカーへ行く前に資金計画を行う
  • ハウスメーカーと工務店の主な違いと特徴
  • 自分に合った住宅会社のタイプを見つける方法
  • 地震や省エネに対応した性能の重要性
  • 効果的な情報収集と学習の方法
  • 家づくりでよくある後悔事例と具体的な対策

ハウスメーカー選びで後悔しないための7つのポイント

ポイント1:家づくりの目的と家族の価値観を明確にする

家づくりの目的と家族の価値観を明確にする家づくりを始めるにあたり、最も大切なのは「家を建てること」自体を目的としないことです。家はあくまで「豊かな暮らしや人生を実現させるための手段の一つ」と捉え、家族で「どんな生活をしたいか、どのように暮らしたいか」を話し合うことが理想的な最初の行動です。

この話し合いを通じて、家族一人ひとりの価値観や要望を明確にし、優先順位をつけましょう。できれば今の状況だけではなく今までの暮らし、この先の10年、20年、30年、老後の暮らしといった将来のことも視野に入れながら整理できると求める住宅のイメージが鮮明になりやすいです。この整理には、イエタッタカウンターの一級建築士が考案した「家づくりノート」の作成が非常に有効です。ノートにまとめることで、家族間の情報共有がしやすくなり、住宅会社との打ち合わせもスムーズに進めることができます。

「家づくりノート」は、こちらから購入することができます。
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ポイント2:ハウスメーカーへ行く前に資金計画を行う

家づくりで失敗しないためには、ハウスメーカーや工務店といった住宅会社を探し始める前に「自分たちの適正な予算」を明確にすることが不可欠です。多くの人が予算について漠然とした不安を抱えがちですが、「とりあえず家賃と同じぐらい」とか「年収の7倍が上限だから6倍ぐらいにしよう」といった曖昧な決め方が散見されます。より明確に自分たちにあった資金計画をするには、将来の暮らし全体で考えるのが良いため、ファイナンシャルプランナー(FP)にライフプランを作成してもらうことがおすすめです。家づくりの相談を行うイエタッタカウンターでは、希望する相談者に対してFPと一緒にライフプランを作成し、明確な資金計画をしています。

ハウスメーカーへ行く前に資金計画を行う資金計画をするにあたって、家づくりにかかる費用を把握しておきましょう。主に以下の6つに分けられます。

  • 土地の取得費用
    土地の価格と仲介手数料。県庁所在地や利便性の高いエリアは高く、そこから離れれば安くなる傾向があります。契約時には売買金額の5〜10%を目安に手付金の支払いが必要で、一般的に自己資金で支払います。
  • 住宅の本体工事費
    建物の主要な構造にかかる費用(通称「坪単価」)。性能や品質が高くなると、本体工事費も比例して高くなります。ただし、性能や品質を上げることで維持費が安くなることもあるので、理解しながら決めていくのが良いでしょう。
  • 住宅の付帯工事費
    本体工事費以外に必要な費用(例: 外構工事、エアコンなど)。
  • 工事費の消費税
    建設業界では価格が税抜きで話されることが多いため、別途考慮が必要です。心配であればハウスメーカーに「税込ですか?」と聞くようにしてください。
  • 諸費用
    住宅ローンの保証料や確認申請、完了検査、登記など各種手数料。
  • 家具家電購入費
    意外と忘れがちですが、新築に合わせて買い替える人が8〜9割に上り、しかもアパートの時に我慢していた上質な家具家電を買いがちです。そのため数百万円単位の費用がかかることがあります。

これらのうち、付帯工事費、消費税、諸費用、家具家電購入費は固定費用であり、同じようなものを求めるのであれば住宅会社を問わず大きくは変わりません。つまり、固定費では期待するほどの減額は考えられません。一方、土地取得費用と本体工事費は変動費用です。 もし予算オーバーになった場合、コスト削減に最も効果的なのは「家の面積を小さくすること」と「利便性が良くない郊外や田舎の土地を選ぶこと」です。

ポイント3:ハウスメーカーと工務店の違いを理解する

ハウスメーカーと工務店の違いを理解する

家づくりを依頼する会社は、大きく「ハウスメーカー」と「工務店」に分けられます。それぞれの特徴を理解し、自分たちの要望に合うタイプを見極めることが重要です。

ハウスメーカー

  • 特徴
    全国展開しており、規模が大きい会社が多いです。営業、設計、現場監督、コーディネーターといった役割分担が明確で、効率よく家づくりが進められます。常設展示場や販促活動をしっかりやっているので情報取得がしやすいです。
  • 得意なこと
    全国的なトレンドを押さえた、バランスの良い家づくりや、標準化された高い品質の住宅提供に強みがあります。
  • 留意点
    設計の自由度が規格化されている場合があり、個別のこだわりに柔軟に対応できないこともあります。工務店よりもコストが高めのため、資金計画に余裕が必要です。

工務店

  • 特徴
    地域に密着した小規模な会社。ハウスメーカーがやらないマニアックなこと、手間のかかることをコンセプトに掲げている会社が多いです。
  • 得意なこと
    特定のデザイン、自然素材の活用、超高性能住宅など、何かに特化した技術力を持つことが多いです。ディテールまで丁寧に仕上げる会社もあります。
  • 留意点
    会社によって得意分野が大きく異なるため、自分たちの要望に合った会社を慎重に選ぶ必要があります。また、常設展示場がない会社が多く、少数精鋭で販促活動としての情報発信にまで手が回っていないことが多いため、自分にピッタリの工務店を探す難易度は高いです。

ポイント4:自分に合った住宅会社のタイプを知る

住宅会社は、それぞれ得意な家や苦手な家があります。デザイン、断熱性能、耐震性能、機能性といった要素において、どの会社が自分たちの価値観と合致するかを見極めることが大切です。そのために家づくりを検討している方々は、一定量の学習が必要となってきます。

イエタッタカウンターは家づくりを学べる場所としてサービス運営をしているため、お気軽にご利用ください。勉強会、個別相談、資金計画、住宅会社の紹介を無料でご利用できます。運営会社は住宅会社の販促、広告、マーケティングを行っており、市場調査の一環としてイエタッタカウンターを運営しているのが無料の理由です。販促、広告を支援している住宅会社の特徴は細かく把握しているので、お客様の要望に最適な住宅会社の紹介が可能です。

ポイント5:災害対策と省エネ性能の必要性を考える

「地震大国」と呼ばれる日本では、地震やその他の自然災害への備えが非常に重要です。近年の猛暑、雪の降る地域での厳しい冬に備えた少ないエネルギーで快適に暮らす工夫が求められています。

災害対策と省エネ性能の必要性

・耐震性能
住宅の耐震性能を高めることは、命と財産を守る確率を高めます。耐震等級には1〜3があり、数字が大きいほど性能が高いです。直近では2024年1月の令和6年能登半島地震ですが、大きな地震が起きる度に耐震性能への意識は特に高まっています。また地震被害は地盤の影響も大きいため、ハザードマップ等による地域選びも重要です。

・省エネ性能(断熱・気密)
断熱性能は、健康で快適な暮らしを実現し、冷暖房費の削減にもつながります。断熱性能のレベルを表す断熱等性能等級は4〜7まであり、数字が大きいほど性能が高いです。2025年の補助金の一つとなったGX志向型住宅の場合、断熱等級6以上が求められており、この性能レベルであれば間取り次第では一般的な壁掛けのルームエアコン1台で家中を快適にできる場合もあります。また、断熱性能だけでなく「気密性」も快適な住まいには不可欠です。窓の種類によっても気密性能は異なり、計画的な窓の配置が重要になります。

・義務化の動き
2025年には通称4号特例と呼ばれる木造住宅の構造をはじめとした審査項目の簡略化が廃止されたり、省エネ性能の義務基準が施行され、さらに2030年には省エネの義務基準を上げる検討もされています。これからの家づくりにおいては、これらの性能を考慮した計画が必須となります。

ポイント6:効果的な情報収集と学習の機会を活用する

効果的な情報収集と学習の機会

家づくりの失敗の多くは「お客さん側の勉強不足・情報不足」から起こることが少なくありません。住宅会社は各社得意不得意があり、会社の規定で求められても提案してはいけないことや業務上言ってはいけないことがあるのが事実です。難しいのは承知の上ですが、やはり後悔しない家づくりをするためには、事前に正しい知識を身につけ、正しい情報を得ることが重要です。

・情報源の見極め
ブログやYouTubeは手軽な情報収集手段ですが、広告収入目的で信憑性の低い情報もあるため、建築士や工務店、設計事務所など「素性の分かる人(企業)」が発信する情報を慎重に選ぶべきです。

・書籍
数少ない自費出版を除き出版社の校閲が入るという観点から情報の信頼性が高く、体系的に学べます。出版年度によって古いものもあり注意は必要ですが、高い精度で学べるため家づくりに関する本を読むことはおすすめです。

・勉強会・セミナー
プロから直接、家づくりの基本や流れ、資金計画などを学べる勉強会やセミナーは非常に有効です。住宅会社主催の場合は会社のPRの一環で行っているため情報の偏りがあるかもしれませんが、第三者が行っているものであればフラットな情報を得られる可能性が高いでしょう。イエタッタカウンターでは一級建築士が講師を務め、家づくりに必要な知識をまるっと学べる勉強会を毎月開催しています。スケジュールがあわない場合、個別の講座として対応しているので、気軽にご相談ください。

・家づくり相談窓口
イエタッタカウンターのような第三者機関を利用すると、専門家から中立的なアドバイスを受けられ、不安を解消しながら家づくりを進めることができます。ただし、どんな人が相談にのってくれるのかは確認しましょう。住宅会社での実務経験があるかないかで、持ち合わせている知識の差が大きいでしょう。

ポイント7:よくある後悔事例から対策を学ぶ

よくある後悔事例

イエタッタカウンターは、サービスを利用して家づくりをした方にお客様の声として取材させていただいてます。よく学び、検討した方々なので満足度の高い家づくりをしているケースが多いですが、一方で「こうしておけばよかった」という後悔点もゼロではありません。これらの事例から学び、対策を講じましょう。

「検討しきれなかった」「想像と違った」

事例
コンセントやスイッチの位置、トイレの照明、外構の仕上がり、LDKの服を掛ける場所などが、暮らしてみてから想像と違った、または検討が足りなかった。

【対策】
家づくりノートで家族の要望を詳細に整理し、間取りや設備だけでなく、スイッチやコンセント、収納、外構といった細かい部分まで具体的に検討して住宅会社と共有することが重要です。大きなものから順番に考え、どんどん細かなことまで解像度を上げるのがポイント。どこにどんなものを置くか想像力をあげていきましょう。

「コミュニケーションの行き違い」

事例
外構の一部が思った通りの仕上がりにならなかった。大型冷蔵庫の搬入可否に関する住宅会社と家電量販店の見解の相違。

【対策】
要望や疑問点はその都度、明確に伝えるようにし、不明な点は納得いくまで質問しましょう。言った言わないというトラブルが多いため、相互に議事録を残しておくのがいいでしょう。口頭で伝えたこともメールやLINEで再度共有すれば、議事録代わりになります。また家づくりは図面から現場に徐々に積み上げてつくるものなので、工事途中に言われても遅くて対応できない場合もあるので、なるべく早めに伝えるのがポイントです。

イエタッタカウンターがあなたの家づくりをサポート

以上の7つのポイントは、どれも簡単なものではありません。それほど家づくりは難しいものです。その難しさを少しでも軽減できるサービスがイエタッタカウンターです。イエタッタカウンターは、一級建築士が監修する無料の住宅相談カウンターで、住宅会社の選定から、土地探し、資金計画まで、家づくりのあらゆる段階で専門的なサポートを提供しています。

イエタッタカウンターの強み

イエタッタカウンター

  • 一級建築士監修の専門性
    住宅会社や設計事務所での経験を持つ一級建築士が、50項目以上のヒアリングに基づいて、お客様の要望に合った会社を紹介します。
  • 3つのステップで丁寧に整理
    要望のヒアリングと整理、FPによる資金計画、条件に合った住宅会社紹介という3つのステップで、ピッタリの住宅会社の情報を提供します。
  • 第三者から家づくりが学べる
    毎月開催される「家づくり勉強会」では、家づくりの基本から専門知識までを学ぶ機会を提供し、参加者満足度は98%と高い評価を得ています。月1回のスケジュールにあわない場合、個別の講座として対応もしています。
  • 無料相談と多様な相談方法
    対面、オンライン、LINEなど、お客様の都合に合わせた相談が可能です。運営会社のマーケティングに活用する市場調査を目的にしているため、無料で利用できるサービスとなっています。

お客様からは「一級建築士さんが第三者の立場で相談に乗ってもらえて大いに助かった」、「自分たちに合った家の建て方を丁寧に教えていただけた」、「ライフプランのことは人生設計や具体的な一生のお金の動きを知ることができてとても勉強になった」といった感想をいただいております。

まとめ:理想の家づくりを成功させる7つの視点

家づくりは複雑で多くの決断が必要ですが、以下の7つのポイントを押さえることで、理想の住まいを後悔なく実現できる可能性が高まります。

  • 家族で「どんな暮らしをしたいか」という目的と価値観を明確にする。
  • ファイナンシャルプランナーと共に、総費用と将来を見据えた資金計画を立てる。
  • ハウスメーカーと工務店の違いを理解し、それぞれの特徴を知る。
  • 自分たちの要望(デザイン、性能、機能性など)に合った住宅会社のタイプを見極める。
  • 地震対策のための耐震性能や、快適な暮らしと省エネのための断熱・気密性能を考慮する。
  • 信頼できる情報源から積極的に学習し、勉強会や相談窓口を活用する。
  • 過去の後悔事例から学び、事前に細かい点まで検討し、住宅会社と密にコミュニケーションを取る。

イエタッタカウンターでは、家づくりのプロである一級建築士が、お客様の疑問や不安に寄り添い、家づくりの最初の一歩から完成までをサポートしています。理想の家づくりを始めるなら、ぜひ一度ご相談ください。

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家づくりに関する悩みや不安を解消し、後悔しない家づくりを実現するためには、専門家のサポートを受けることが非常に有効です。イエタッタカウンターでは、一級建築士による勉強会や、お客様一人ひとりの状況に合わせた個別相談を完全無料で提供しています。

「何から始めたらいいか分からない」という方も、すでに複数の住宅会社を回って迷っている方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。経験豊富な担当者が、あなたの家づくりを丁寧にサポートし、最適な住宅会社選びのお手伝いをいたします。

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コラム監修者

一級建築士[家づくりディレクター]
鶴見 哲也(つるみ てつや)

1986年石川県生まれ。石川工業高等専門学校から新潟大学に編入し大学院修了後、石川県の設計事務所、住宅会社で8年半設計業務に従事。小学校から注文住宅、新築からリノベまで幅広い経験を持つ。本当に良い家づくりをするために、住宅会社を選ぶ前段階でよく学ぶことが大切だと気付き、住宅情報サイト「イエタッタ」を運営する(株)MiraieCompany に入社。第三者の立場から住宅取得希望者に向けて家づくりをわかりやすく学べるようにし、かつ住宅会社向けに建築とマーケティングの知識により住宅会社の課題解決にも取り組んでいる。

住宅会社向けセミナー

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