
「ワンフロアで完結する暮らし」への憧れから、いま全国各地で平屋を選ぶご家族が増えています。
石川県では、2024年の能登半島地震の影響があり、地震に強い住宅として平屋が注目されています。しかし、昨今の建築資材高騰、金沢市や野々市市付近での土地価格の高騰により、「平屋は贅沢品」「建てられる土地の広さが確保できない」という不安の声も多く聞かれます。
プロの視点から結論を言えば、石川県金沢市近郊で平屋の家づくりは「コストとメリット・デメリットのバランス」と「戦略的な土地選び」さえ押さえれば、最善の家づくりになる可能性があります。
本記事では、イエタッタカウンターが最新の相談事例から分析した、石川県金沢市近郊で平屋を建てるためのリアルな情報を徹底解説します。
目次
1. なぜ今、北陸の20代〜30代は「平屋」を選ぶのか?
かつて平屋は豪邸のイメージやシニアの住まいというイメージが強い住宅でした。
しかし、現在は20〜30代の子育て世代も平屋住宅に憧れを抱いています。その理由は物価上昇によって、家が無駄をそぎ落とすようにどんどんコンパクトになっているからです。
平屋住宅は二階建ての住まいと比較して、階段や廊下の分の面積が不要になります。30坪の2階建て住宅と同等の居住スペースの平屋の面積は10~20%小さい24〜27坪程度です。小さく建てて豊かに暮らす「コンパクトリッチ」の志向と、階段が無いことによる家事のしやすさといった「共働きからくる時短思考」といったニーズに合致してるため、20〜30代の若者世代にも平屋が求められています。他にも人生100年時代と呼ばれる長生きリスクを意識するご家庭や、計画的に子どもを持たないDINKsといった価値観の多様性といった社会の変化も平屋ニーズを後押ししています。
2. 石川県の平屋の価格相場
気になる費用については、2026年時点ではナフサショックと言われる中東情勢関係で今後も価格が上がる予測がされていますが、現時点で不明点が多く確実なことが言えない状況です。中東情勢の影響を受ける前の2025年基準で言えば、2階建ての30坪台前半の住宅で坪単価70〜80万円。平屋住宅はその10〜20%割高になります。
坪単価の目安:85万〜100万円
2階建てに比べて平屋の坪単価が高くなるのは、「基礎」と「屋根」の面積が大きくなるからです。また坪単価には注意が必要で、面積が小さくなれば坪単価は割高になっていきます。なぜなら坪単価は金額を面積で割ったものので、家の中にはお風呂やトイレのように面積の大小の影響を受けないものがあるからです。加えて、坪単価は建物本体工事費を表しており、付帯工事費や消費税は別というのが一般的なので、坪単価と面積の掛け算で金額が出ないと認識しておきましょう。
30坪の平屋・総額シミュレーション(目安)
| 項目 | 概算費用 |
|---|---|
| 建物本体工事費 | 2,700万円 〜 3,000万円 |
| 付帯工事(外構・エアコン・地盤改良等) | 300万円 〜 500万円 |
| 諸経費(登記・ローン・諸税) | 200万円 〜 300万円 |
| 合計(消費税別) | 3,200万円 〜 3,800万円 |
※土地代・家具家電は含みません。
3. その費用を払う価値はある?平屋のメリット・デメリット
平屋のコストアップを懸念する方は多いですが、石川県ならではの「暮らしの質」を考えると、その価値は十分にあります。また、平屋住宅は2階建ての住宅よりも10〜20%小さく作っても問題がないので、単純にコストアップすると判断するのは軽率です。平屋のメリット・デメリットを理解して判断しましょう。
北陸の暮らしにマッチするメリット
- 家事動線がスムーズ
年間を通じて雨や雪が多い石川県。洗濯物を洗って、干して、片付けるまでの間に階段がなく、ストレス少なく洗濯がこなせる。またロボット掃除機1台で全ての部屋を掃除できるのも魅力的。 - 耐震性能が高い
耐震上の考え方では2階は荷重とみなされるので、2階がない平屋は耐震性能が高くなりやすく、安全性が高いです。 - 将来のメンテナンス費
30年後の屋根や外壁の塗り替え時、高い足場を組む必要がない(または簡易で済む)ため、修繕費を数十万円単位で抑えられます。 - 緑が近い暮らし
どの部屋からも庭が延長線上に作りやすく、緑とつながる豊かな暮らしがしやすいです。
注意すべきデメリットと解決策
- 日当たり、風通しが悪い
住宅密集地のような場所では、隣家に光を遮られるリスクがあります。
プロの解決策: 土地の大きさに余裕があり、隣家と距離がとれる場所を選びましょう。 - 防犯上のリスク
全ての部屋が地上に接するので、泥棒の侵入経路が多い住まいになってしまいます。
プロの解決策: 部屋の用途によって窓の大きさ、高さを使い分けていきましょう。またシャッターや格子をつけて対策することもできます。 - 水害のリスク
洪水などの水害が起きた時、逃げ場となる高い場所がありません。
プロの解決策: ハザードマップ等を確認し、水害の少ない土地を選ぶのが先決。二階建ても逃げ場はあるけど、水害になったら家に深刻なダメージを与えることになるからリスクは同様です。 - 広い土地が必要
平屋は二階建てよりもどうしても大きな土地が必要になります。最低でも50坪台後半から60坪以上は必要です。
プロの解決策: 県庁所在地を避けたり、郊外の土地を選びましょう。その際、家のことだけではなく暮らし全体を指標にしつつ、将来のことも考えて総合的に選びましょう。
4. どこで建てる?石川県金沢市近郊のエリア選定と必要な土地の広さ
平屋を建てる上で最も重要なのが「土地の広さ」です。2階建てと同じ感覚で土地を買うと、「車が停められない」「庭が作れない」といった失敗に繋がります。法的には建ぺい率も関係してきますが、おおよそ建坪の2~2.5倍程度を最低限として考えると、建物以外に車2台以上の駐車スペースが確保できるでしょう。そういった土地は、金沢市や野々市市で探すのはなかなか難しいのが実態です。
おすすめエリアの傾向
- 白山市
旧松任エリアは該当する土地は少ないか、高額になるケースはありますが、そこをはずせば候補地はあります。金沢市の南部や野々市市にも近く、地盤も良い傾向があります。 - 津幡町
津幡駅付近は難しいが、そこを除けば平屋に向いた土地が多い。金沢市へのアクセスが良く、通勤通学に便利。 - かほく市、能美市
平成の大合併で合併した二つの市は、販売されている土地の区画面積も平屋向きで価格も安い。補助金も充実している。金沢市への通勤通学している方が多い。 - 能登エリア
自然豊かで、土地も大きく、価格も安い。平屋に最適なエリアではあるが、金沢市への通勤通学は難しいので移住を視野にいれるなら良さそう。
5. イエタッタカウンターがサポートした「平屋の住まい」
ここでは、私たちが実際にサポートし、各エリアで理想の平屋を実現された方々の事例を一部ご紹介します。
【事例A:石川県白山市】設計事務所と建てた帰りたくなる平屋住宅

同僚の勧めでイエタッタカウンターを訪れたW様。「設計事務所」という選択肢を初めて知り、多趣味な暮らしを形にする家づくりが始まりました。
完成したのは、高い天井のリビングやガレージ兼趣味室を備えたこだわりの平屋。家事動線も徹底的に整理され、「自宅が最高すぎて、趣味のキャンプに行く回数が減った」と語るほどの心地よさを実現しました。事前のライフプランで予算の根拠を明確にしていたからこそ、妥協のない納得の住まいが完成しています。
【事例B:石川県かほく市】畳リビングでゴロゴロくつろげる、断熱等級6と耐震等級3にこだわった平屋住宅

当初は展示場しか知らなかったH様ですが、カウンターでの相談を通じて「デザイン以上に性能を重視したい」という本音を再確認。断熱等級6と耐震等級3を備えた、冬でもエアコン 1台で暖かく安全な平屋が完成しました。
こだわりの畳リビングは、あえて低く抑えた天井設計により、床でゴロゴロくつろげる落ち着いた空間に。プロの提案を信じて任せることで、心からリラックスできる「等身大の理想」を叶えた住まいです。
6. 後悔しない平屋づくりのために

石川県金沢市近郊で平屋を建てることは決して夢ではありません。
ただし、「土地探し」と「ハウスメーカー選び」を別々に進めるのは危険です。平屋は、その土地の形や周囲の建物の状況に、間取りが大きく左右されるからです。
「自分たちの予算で、希望のエリアに平屋が建つのだろうか?」
そう迷われたら、まずはイエタッタカウンターへお越しください。
