一級建築士 つるみーの     家づくりコラム

2020.08.23

家を建てる前に知っておくべきこと

建売、規格、注文住宅の違い 家を建てる前に知っておくべきこと11

家を建てる前に知っておきたい住宅の種類

家を建てる際、気になるのが性能や仕様。

性能や仕様が高ければ価格も上がり、低ければ価格も下がる。

性能や仕様を上げることで、それぞれ得られるものがあるので、詳しくは以前の記事をご確認下さい。

性能と仕様が、価格に結び付いていることがイメージできれば、次に会社のつくる住宅によってそれらの得意不得意があることを知っていますか?

新築住宅は主に建売、規格、注文の3種類に分類できます。

建売がリーズナブルで、注文が高いというイメージはできるだろう。

では、規格住宅って何?

今回は、建売、規格、注文の3種類の違いを知り、どんな会社に相談するのが良いかの判断材料を作っていきましょう。

 

 

土地と建物セット売りか、別売りか

まず、土地とのセット売りなのか、別売りなのかによって違いがあります。

建売住宅は、土地の上に住宅が建っていて、それらセットで販売。

規格住宅、注文住宅は、土地は別で探す形のため、土地別の販売となります。

 

土地探しと家探しが同時にできる分、建売住宅は楽ですが、住みたいエリアに建ってないと購入できません。

一方で、土地が別売りの場合は、土地と建てる会社を別々に探す分、苦労は多いかもしれません。

しかし、住宅会社が土地探しもサポートしてくれるのが一般的なので、そこまで深く心配することはないでしょう。

 

また、ややこしいのが建築条件付きの土地です。

建築条件付きの土地は、建てる会社が決まっている土地のことを指します。

一般的には、土地と建物の両方の利益を住宅会社が得られる観点から、近隣よりも少しリーズナブルに土地を販売してくれる。

その上に建てる家は、規格住宅か注文住宅なので、家の間取り等の要望は反映できます。

 

 

家へのこだわりが無く、時間と費用を抑えられる建売住宅

土地と建物がセットで販売されているのが建売住宅

建売住宅の最も大きな特徴が、初期費用の安さです。

 

建売住宅販売業者の多くが、初期費用をいかにリーズナブルにして住まいを提供するかに注力しています。

そのため、間取りは外壁の表面積が最も小さくなる総2階建てで、高い性能の住宅はほぼ無い。

材料を大量発注して仕入れを安くするため、同じ会社で建てた建売住宅は似たような雰囲気。

もちろん、お客さんとの設計打合せが無いので、人件費も削減できている。

このように、考えられるありとあらゆる方法で工事費の削減に努め、家をリーズナブルに購入できるようにしています。

購入前に建っているものを見学できるので、生活のイメージもしやすいのが嬉しいところ。

 

建売住宅が合うのは、性能や仕様にこだわりが無く、時間や初期費用をとにかく抑えたい方に向いています。

自分たちのライフスタイルに家を合わせるというよりも、家に合うよう生活を調整していく力が求められるでしょう。

少しでも仕様や性能、間取り等にこだわりたい気持ちがある場合は、オススメできないません。

 

 

家へのこだわり少なめで、時間と費用を抑えられる規格住宅

次に紹介するのが、規格住宅です。

名前の通り規格化された住宅で、ある程度の商品ラインナップの中から、好みの組み合わせを選んでいくような家づくりになります。

「プランはAからFの中でB、外観はD、内装はA」といった感じだ。

 

規格住宅のポイントは、選択肢が絞られていることにあります。

選択肢が絞られていることにより、建売住宅では納得いかないけど、こだわりはあまり無いという方にとって選びやすいのが特徴です。

打合せの回数も少なく済むので、人件費が削減でき、また規格化により使う材料が限定的なため、大量発注で仕入れコストも削減できます。

結果、家づくりをするユーザーは、リーズナブルに家を建てられる

 

規格化の度合いは会社によって異なり、間取りは自由で性能と仕様は決まっていたり、間取りも規格商品から選ぶものだったり様々です。

各社のコンセプト(家づくりへの考え方)に共感できる場合は、使っている材料の割にリーズナブルなことが多いのでオススメ。

しかし、規格外の要望に対して割高な場合もあるため注意したい。

 

 

家を建てることに、とことんこだわれる注文住宅

家を建てる条件や、仕様、性能等の何かに対して限定的だった建売住宅と規格住宅に対して、何から何まで自由に選択できるのが注文住宅です。

要望すればした分だけ、性能や仕様は高くできます。

間取りや外観も要望に合わせて提案してくれ、好きなだけこだわりを盛り込めるのが特徴です。

ただし、要望で性能や仕様を高くした分だけコストが高くなるため、良い塩梅で納めなければなりません。

 

また、自由度が高い分、完成までイメージがしにくいデメリットがあります。

そのため、お客さんとのイメージ共有するため、イメージパースや模型、過去の事例写真等、打合せ資料作成に時間がかかるため、人件費は建売住宅や規格住宅と比較して高くなる。

もちろん、打合せの回数も多くなるため、時間的な余裕も必要です。

 

自由度が高いと、どんな風に要望を伝えたらいいのか迷うかもしれません。

しかし、各社標準仕様を準備していることが多いため、各社の特徴を把握した上で考え方に共感できる会社選びをするのがスムーズです。

家を建てる機会は、人生にそう多くはないので、せっかくならとことんこだわりたいという方には、注文住宅がぴったり

 

 

こだわり度合いとコストで選ぶ住宅の種類

このように、住宅の種類によってこだわりのレベルとコストが変わってきます。

家の質にこだわりが強ければ注文住宅、弱ければ建売住宅。

建築コストを安くしたければ建売住宅、高くても納得したいなら注文住宅。

それらの中間が規格住宅です。

北陸地方では規格住宅を扱う住宅会社が少ないので、注文か建売で迷う方が多い。

注文はこだわればこだわるほど価格が高くなりますが、こだわるポイントを絞れば大きなコストアップにはなりません。

注文住宅の会社ごとにも得意不得意があるので、しっかり自分達の価値観に照らし合わせながら、最適な会社選びをしていきましょう。

 

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