「もう家づくりに疲れた!一旦諦めよう!」
長期化するにつれて、意外とそう思う方が沢山います。
せっかくの楽しい家づくりが、気付いたら苦行になるなんて動き始めた方は思ってもいないことでしょう。
家づくりに疲れたとならないために、住宅会社へ行く前にやっておくべきことが3つあります。
1.家づくりの目的を考える
結婚、出産、就学などを機に差し迫ったかのように家づくりを始める人がいます。
回りも建てているから、とりあえず内見会や展示場見学行ってみようかという方です。
この「とりあえず」が落とし穴。
そもそも家って建てなければいけないものなのか?建てないと暮らせないのか?
そんな疑問を持つことが大切です。
おそらく家づくりに取り組んでいる方は、実家や賃貸暮らしをしているはず。
家賃がもったいない気持ちはあるかもしれませんが、家を建てなくても暮らせている事実はあります。
雨風しのいで暮らせているにもかかわらず、あえて暮らす環境を変える理由を考えてみてはいかがでしょうか。
つまり、家づくりの目的です。
新しい家でどんな暮らしをしたいのか、何を実現させたいのか。
明確であればあるほどいいですが、庭先でBBQみたいなふわっとしたイメージでも構いません。
それが少しでも見えてきたら、きっと内見会や展示場見学で見えてくるものが違ってくるでしょう。
2.予算計画をする
家づくりの目的が見えてきたら、予算計画をするのが大切です。
できればFPによるライフプランを交えて、家づくり以外のことも含めて予算整理できるといいでしょう、
なぜなら長い人生では、家づくり以外にも多くのお金が出入りします。
家を建てたから行きたい旅行に行けなくなったとか、乗りたい車に乗れなかったとかが起きてしまうと、楽しい暮らしが実現できません。
家づくりは、家を建てることだけではなく、暮らしをつくることです。
暮らしにはどうしてもお金が絡んでくるので、ある程度でいいので事前に整理するのが理想的。
また、住宅会社のコンセプトや取り組み内容によって、当然価格も違います。
もし事前に予算計画ができていれば、価格的に合わない会社は最初から候補から外すことができ、効率良く会社選びができるでしょう。
家づくりの長期化が疲れたという気持ちにさせるため、効率良く動くことは大切です。
3.家づくりの締切を決める
家づくりの目的を決め、予算計画ができれば、住宅会社を測る物差しを手にしたようなもの。
自分たち独自の物差しで、合うか合わないかどんどん測っていきましょう。
しかし、沢山測ればいいというものではありません。
家づくりに疲れる最大の理由が長期化。
長期化の理由が、物差しを持たずに測ろうとしているところにあります。
せっかく物差しを持っているのに、長期化させては意味がありません。
そこで「いつまでに」という締切を作って取り組みましょう。
ゴールの分からない長距離走は心が折れてしまうように、仮でもいいので締切というゴールを決めて取り組むのが大切です。
注文住宅であれば、動き始めて半年で契約、半年が工事期間で合わせて1年が大雑把な目安となります。
それ以外に補助金やアパートの更新時期等を締切の目安にしてもいいでしょう。
もし締切に間に合わない場合は、そこで立ち止まって考えなおせばいいだけです。
家づくりに疲れないコツ
1.家づくりの目的を考える
2.予算計画をする
3.家づくりの締切を決める
この3点を押さえた上で家づくりに取り組めば、疲れたという気持ちになることは少なくなるはずです。
とりあえず住宅会社へ行こうという焦る気持ちもわかりますが、一旦止まって考えることが大切な時もあります。
この1~3の整理が上手くつかない時は、私たちイエタッタカウンターにご相談下さい。
一級建築士という専門家目線で、きっと力になれることがあります。